久遠の絆 再臨詔 一章現代「動き出す運命の歯車」

久遠の絆 再臨詔 一章現代「動き出す運命の歯車」


久遠の絆 再臨詔(本記事)

「久遠の絆 再臨詔」をストーリーを追いつつプレイ。

久遠の絆 再臨詔

俺は悪夢にうなされていた。ビルに挟まれた裏路地で凍えながら怯えていた。そこに女性が現れた。
「皇(おう)よ、我らが皇よ。あれうれしや、妾の元へやっと皇がおいで下された。一日千秋の思いでお待ち申し上げておりましたえ」
そして、貢物だと言って何かを差し出した。女性の生首でした……

久遠の絆 再臨詔

絶叫しながら飛び起きる。俺にとっては朝の儀式ともいえるよくある出来事である。いろいろあって、今はなくなった母の妹である節子さんの元で暮らしている。従妹の栞がまだ起きていないので、起こしてきてほしいと節子さんに言われたが、起こしに行くのは面倒だ。しかし、自分が起こしに行ったら朝食の用意ができなくなると、節子さんに言われては仕方がなかった。全く起きようとしないので、栞の布団をはぎ取る
「ねえ、たけちゃん。夕べ、またあの夢をみたのね?」
登校途中に栞がそんな事を聞いてきた。こいつは何かと事情を知っているので面倒くさいので、誤魔化すために逆立ちをした

久遠の絆 再臨詔

校門前で同級生の吉川絵理と出会う。今日は西の方角がラッキースポットだからと西門から学校に入っていった。内向的で占いオタクの彼女は、栞と同じオカルト神秘学研究会なる怪しい同好会に所属している。好きな男の子と結ばれる恋のおまじないを試すためにオカ研に入っているらしい。彼女が好きな男の子って、もしかして、俺の事?と思ったが、口にだす前に栞に否定された……

久遠の絆 再臨詔

今日から新学期。新しい担任は、学園のマドンナ常磐沙夜先生だった。そして、新学期早々に美人転校生の高原万葉さんも紹介された。男子から歓声が沸き上がり、彼氏はいるのか?といった定番の質問も飛んだが、彼女はクールにそれを無視し、シンプルな挨拶だけして席に向かった。しかし、俺の横を過ぎる時に立ち止まる。見上げると、彼女が俺の事を見つめていた。
「鷹久…やっと会えたわ。あなたは……必ず私が殺して見せるから」
そんな恐ろしい事を口にしています。

久遠の絆 再臨詔

あんな事を言われては、さすがに彼女が気にならないわけがない。親友の有坂汰一には、彼女を熱い視線で見ているなどとおちょくられたが
まあな。美人は何度見てもいいもんだ」
と否定はしなかった。高嶺の花だからアタックしても無理だと言われたが
悪いか?
と答える。栞が悲しむぞと言われたので
やめてくれ。これ以上あいつのお守りばっかしていられるかよ。」
と反論。と、そこへ栞が登場。噂の転校生を見て、自分もロングヘアーにしようかな?と言っているので
すれば?
と突き放してやった。と、今度は転校生がやって来て、校内を案内して欲しいと頼まれてしまった。あの言葉の真意を確かめる絶好のチャンスでもあるし、俺は誘いに乗った。

久遠の絆 再臨詔

どこでもいいと言うので、体育館を案内するが、結局本題は切り出せなかった。しかし、彼女の名前「万葉」を呟いた瞬間、これまでの心のざわめきは、狂おしいまでの哀切の想いに変わり、一瞬彼女と心が触れ合った気がした。

久遠の絆 再臨詔

放課後の教室に汰一がいた。好きな女はいるか?と聞かれたが、汰一がこんな話をするのは珍しいことだった。
いないな。」
と答え、何でそんな事を聞くのかと逆質問したら、汰一は好きな女がいると告白した。誰かは教えてくれなかった。教室を出たら絵理ちゃんがいて、目に涙を浮かべながら走り去ってしまいましたが、それに対する汰一の態度は素っ気なかった。栞を二人で迎えに行ったら、オカ研の部長をしている天野聡子先輩がいた。栞の話では、人の深層心理やオーラを見抜く不思議な力を持っているのだとか。

久遠の絆 再臨詔

夕食中は、転校生の話題で盛り上がる。あんな美人に生まれたかったと自分を卑下する栞。
「あら大丈夫よ、栞だって充分に可愛いわよ。ねぇ?たけくん?」
と節子さんに振られてしまうが、メシ時にその質問は脅迫にも等しいが、俺は悪しき権力に対しては断固として戦うぞ。と決意しつつ
「可愛いんじゃないですか。」
とあっさり白旗。

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またしても怪しい夢を見る。沙夜先生の事をどうたらこうたら言っていたようだったが……。目覚めにコーヒーを入れた俺は、さて次は、テレビでも見るかと、リモコンのボタンを押す。そして、節子さんに頼まれ、日課となっている栞起こしに。学校では、沙夜先生の様子が少し変だった。今朝の夢が気になる。そして、朝のホームルームで先生は突然気を失って倒れてしまった。その傍らには、夢で見た怪物が徘徊している。俺はそいつを先生から引き離そうと鞄を振り回すが、俺のやっている事が理解出来ない周りのクラスメート達は不審な目で俺を見ていた。それでもどうにかしようと、俺は鞄を振り上げる。
「待って、そいつに近づいてはダメ!」
俺を止めたのは高原万葉だった。先生をそいつ呼ばわりしたと勘違いした生徒から非難の声が上がるも、彼女は臆することなく厳しい顔で倒れた先生を見つめていた。俺はしばらく様子を見ることにした。しかし、事情を知らない他の生徒が先生を助けようと近づいて、怪物の鋭い爪で腕を切りつけられてしまった。そして、そのまま怪物は黒板の中へと姿を消した。

久遠の絆 再臨詔

先生を保健室に運び込んだが、先生は苦しそうに胸を抑えて喘ぎだした。そこへオカ研の顧問である芦屋幹久先生が入ってくる。イケメンエリート教師で女生徒には人気があるが、男子と女子とで態度が180度変わるため、男子生徒から総スカンを食らっている男である。血が足りないと言って、自分の指をハサミで切って血を差し出す芦屋。さっきまでの苦しみが嘘だったかのように、落ち着いた表情で滴る血液を見つめる沙夜先生。と、それに水を差したのは、オカ研部長の天野先輩でした。適当に誤魔化す芦屋先生だったが、床に落ちている血痕を見つけた天野先輩は
「芦屋先生ッ、またやりましたね。ダメじゃないですかッ、あれほど人には神霊治療をしないで下さいね、って言ったじゃないですかッ!!」
と、仮にも教師相手に激しく叱りつけた。

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天野先輩の不思議な力によって、沙夜先生の容態も安定した。帰ろうとする天野先輩を引き止める
「全身全霊で悪夢に立ち向かわなければならない時が来るわよ。」
と警告されてしまいました。

久遠の絆 再臨詔

翌日、節子さんが寝坊したため、昼食は学食で済ませることに。栞と汰一とたわむれていたら
「お願いです、返して下さいッ」
と悲鳴が聞こえてきた。吉川が、数名の女子にいじめられていた。その女子グループを率いていたのが、資産家のご令嬢でもある高杉響子だった。吉川が落とした手紙を拾い、それをネタに恫喝していたのだ。栞が無鉄砲に吉川の前に出るが、高杉は吉川の手紙をみんなの前で読み始める。それは、汰一に宛てたラブレターでした。止めようとした吉川に高杉がビンタを食らわした。さすがにこれ以上は黙っていられず、高杉を止めようと前に出ようとしたが、背後にこの学園の不良グループの頂点に立つ杵築悠利が控えているのを見て汰一に引き止められる。だが、俺は勇気を出して絵理を助けることにした。

久遠の絆 再臨詔

予想通り杵築が出てきた。まずは奴の左ジャブを右に避ける。隙ができたところに左ジャブで攻撃。誘いに乗った奴の顔面に右フックが炸裂した。しかし、杵築の顔も本気になった。さっきのような手はもう通用しないだろう。相手が打ってきたら、ミドルキックのカウンターで勝負だ!しかし、俺の策略に気付いた杵築は咄嗟に狙いを胸に変えて相討ちとなった。さすがに場慣れしていて強い。このままではジリ貧だった。俺は一か八かのクロスカウンターを狙った。
「止めなさい。あなた達の決着はこんな形ではつかないわ。やるだけ無駄よ…………。」
俺達を止めたのは万葉だった。そこへ芦屋先生が駆けつけて喧嘩はお開き。杵築は逃げてしまったが、俺と高杉は捕まってしまった。しかし、そこに沙夜先生が助け舟を出してくれました。説教はきっちり受けたけどな。

久遠の絆 再臨詔

説教から解放されると、栞と汰一が迎えに来てくれた。汰一が俺に礼も言わずに早退した吉川を非難する。そんな子じゃないと否定し、吉川を助けようとしなかった汰一に逆に食って掛かったが、汰一は、俺や栞を危険な目に合わせてまで知らない奴を助けたくはないと言い放った。と、そこへ吉川が現れた。話を聞いてしまったらしい。謝って走り去って行きました。それを栞が追いかける。汰一に話しかける
「うまくいかないよな。人の気持ちってヤツは…………」
そう言い残して行ってしまいました。

久遠の絆 再臨詔

放課後、校庭に行くと天野先輩がいた。部活に誘われたが、今日はそんな気分じゃなかったので断る。体育館で汰一としゃべっていたら、吉川が現れた。服がボロボロになっていた。高杉達に報復されたようだが、アイツらにしては手ぬるいやり口に、万葉の身が案じられる。体育館裏へ急ぐと、アイツらのメインターゲットはやはり彼女でした。
「きぃさぁまぁらあぁぁぁぁッ!」
真っ先に飛び込んだのは汰一だった。汰一の怒りは激しかった。まさか汰一は万葉のことを。俺は背後に悪寒を感じて振り返る。そこには黙ってその様子を見ている吉川の姿があった。その瞳は嫉妬に満ちていました。

久遠の絆 再臨詔

夜の公園で少女が、魔方陣の中で聞き慣れぬ言葉で呪文を唱えている。そして、鮮血が飛び散った。夢でした。この顔は吉川?

久遠の絆 再臨詔

「おはよう、みんな」
朝のホームルームをすっぽかした吉川が登校してきた。昨日までとは別人だった。メガネを外し、髪型もおさげをやめ、化粧までしていた。クラスメイトに取り囲まれた吉川は、昨晩天使を呼び出して魔法をかけてもらって変わったのだと、変貌の秘密を語っていた。みんなからその魔法をかけて欲しいとリクエストされた吉川が、呪文を唱え始める。馬鹿らしいと席を立とうとしたが、その呪文には聞き覚えがあった。今朝見た夢と同じものでした。頭に激しい痛みが走り、俺は気付くと保健室で寝ていました。

久遠の絆 再臨詔

保健室から出ると、体育館近くで女同士の言い争いが聞こえてきた。高杉と吉川でした。しかし、吉川は高杉相手にも堂々としている。そして、体育館の裏へと連れて行かれました。絵理を助けるために後を追ったが、俺はそこで信じられない光景を目の当たりにする。吉川が高杉達を易々と返り討ちにしていたのである。そこに沙夜先生が止めに入ったが
「ほぅら、いい声でお鳴き!」
と言って、吉川は高杉の腕を躊躇なく折ったのでした。吉川は、その後天野先輩に退部届けを出して、オカ研も辞めてしまいました。

久遠の絆 再臨詔

放課後、栞に部室に来て欲しいと頼まれた。天野先輩の話では、吉川は向こう側の世界に足を踏み入れてしあったらしい。その世界は、俺の悪夢と関係があり、彼女を救えるのは俺だけなんだと。しかし、俺はその申し出を断る。そして、寂しそうに去っていく栞の背中をただ呆然と見送った。そこへ万葉がやって来て
「人は時の流れに逆らえないのかしら…永遠を想っていた心は、時間と共に風化して、脆く、儚く、想い出の中に散っていくのかしら…」
と意味不明なことを呟いた。そして、今の俺がただ逃げているだけだと指摘。そんな事を言われても、やはり悪夢には立ち向かう事ができない。そんな俺を淋しく見つめる万葉。
やっぱりやるしかないのか
彼女は俺の言葉に小さく頷いた。俺は彼女と握手をしてオカ研へと走り出していた。そして、天野先輩の儀式が始まり、俺はそのまま眠ってしまいました。

つづく
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