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カナリア ~この想いを歌に乗せて~ 佐伯綾菜編 後編

カナリア ~この想いを歌に乗せて~ 佐伯綾菜編 後編


前編はこちら


6月23日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

美香に頼まれていたのでうどん屋の手伝いをした。途中で美香は熱でダウン。オンブして2階の部屋まで運んであげた。密着する体と、耳元のハァハァ声に思わず興奮。しかし、普段女らしい扱いをされていない美香は、俺が美香でエッチな気分になっている事をむしろ喜んでました。部長ではなく俺の事を好きになればよかったという美香の言葉が心に刺さる。俺は美香の代わりに閉店まで働いた。閉店後に美香の親父と語り合っていたら、美香がいきなりスリッパを投げつけてきた。すっかり具合は良くなったみたいだが、水が欲しいと言っていたのに俺が持って行かなかったので怒ってます。

6月24日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

美香に手紙を渡された。
「あー昨日は別にむりなんてしてないのに、お前が勝手にやったことだからな。とにかく、うどんまた食いにきてくれ。」
と書いてありました。これでもお礼を言っているつもりなんだろう。放課後は部会があったが、部長に頼んでいた楽曲はまだできてませんでした。

6月26日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

放課後に部室にやって来た俺は、あまりの汚さを見かねて掃除を始めた。そこへ、綾菜がやって来て、いきなり泣き出してしまった。何か大事な物を失くしてしまったらしい。話を聞くとかなり古いボロボロのピックだという。俺は掃除している時にゴミ箱に捨てた古いピックを思い出した。そして、ゴミ箱を漁ってそれを見つけ出しました。どうやら、小さい頃に死んでしまったお兄さんの形見みたいです。目の前で死んだとか言っていて気になったが、綾菜が辛そうだったのでそれ以上は聞くのを止めた。綾菜はお礼に何かお願いを聞いてくれると約束してくれました。

6月27日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

早速、綾菜にお願いをしてみた。
「あの、俺と、付き合ってくれないか?」
そして
「うん……いいよ」
こんなあっさり結ばれるギャルゲも珍しい。

6月29日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

学校にめぐみがいた。しかも、うちの生徒でもないのにうちの学園の制服を着ている。追いかけて問い詰めてみたら、綾菜から制服を借りたのだという。しかし、ロッカーにはブルマ姿で縛られている綾菜が閉じ込められていた。綾菜を助け出した俺は、めぐみの頬をぶってやった。めぐみは走って行ってしまいました。

6月30日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

妹の絵理に誘惑される夢から醒める。目の前には絵理がいた。朝御飯ができたので起こしに来たようだ。朝からカツ丼では食欲も出ないというもの。一方の絵理はガツガツ平らげていた。しかし、腹痛を起こしてダウン。言わんこっちゃない。仕方なく部屋まで連れて行って寝かせてあげた。せっくの休日が妹の看病で費やされてしまいました。

7月8日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

部長に、今日の部会で重大発表があると言われた。その内容は、完成の遅れていた学園祭用の楽曲が出来上がったというものだった。しかし、期末試験の時期だったため、綾菜以外のリアクションは今ひとつでした。悲しそうな顔の部長を残して、みんなさっさと勉強しに戻っていった。

7月9日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

部室で美香が部長に抱きついているのを目撃。2人がそういう仲になったのだと勘違いしてしまったが、どうやらおじの知り合いが無人島に別荘を持っているらしく、そこで合宿をすることになって喜んでいただけのようだ。

7月14日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

今日は試験が終わって休み。絵理が帰ってくるなり泣いていた。俺が聴きたがっていたバンドのCDを貸してもらうために、好きでもない男とデートしてきたらしい。そしてチューされそうになったと。あまりの健気さに、何でもお願いをきいてやると言ったら
「えっと、じゃあ、キスして……」
と、とんでもない事を頼んできたので却下。代わりに顔の大きさを測らせてと言われたので、意味がわからなかったが了承。すると、顔を手で隠された。何かが近づいてくる気配を感じたので慌てて手をどけると、絵理がキスをしようとしていた。また泣き出したので、仕方なくほっぺにチュ―してあげた。妹相手に何やってんだと、軽い自己嫌悪。

7月15日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

今日は試験の結果発表。しかも、何故か先生の娘のせなが答案を返す役目。誰もが小学生の女の子にダメ出しされる屈辱感を味わっていた。そして俺は6点……。気を取り直して、放課後はスタジオで部長の新曲を演奏した。中々いい曲でした。

8月1日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

夏休みになり、いよいよ合宿開始。無人島の別荘ということで大はしゃぎだった美香だったが、オンボロ別荘を目の前にして一気にテンションダダ下がり。初日の練習では、綾菜の演奏がちょっとぎこちなかった。

8月3日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

今日は綾菜が練習に来なかった。どうやら美香と何かあったらしい。綾菜を見つけて話を聞いた。練習でミスばかりする綾菜に、美香が男のことばかり、つまり俺のことばかり考えてるからだと言って、綾菜と口論になったようだ。俺は美香に謝るよう助言。海辺で2人は和解してくれました。練習に戻ったが、やはり綾菜の演奏はまだおかしかった。練習を早々に切り上げた後も、綾菜は上の空で、俺の話すら耳に入っていなかった。

カナリア ~この想いを歌に乗せて~

夜にふと目が覚めたので夜の海岸に行ってみた。そこに綾菜の姿があった。綾菜から語られるスランプの謎。綾菜は、特発性両側性感音難聴という難病を患っており、徐々に耳が聞こえなくなっているそうだ。小さい頃に兄と雨の中で遊んで二人で高熱を出したことがあり、それが原因じゃないかと言っていた。兄も同じ病気にかかっていた。兄は綾菜よりも病気の進行が早く、バンドをやっていたものの、耳が全く聞こえなくなってバンドを辞めざるを得なくなった。綾菜は兄を迎えに行ってその現場を目撃した。その帰り、綾菜は踏切で兄が自殺するのを目の前で見たそうだ。

カナリア ~この想いを歌に乗せて~

いずれ、綾菜の耳も完全に聞こえなくなる。
「本当に、それでも私をずっと好きだって約束できる?私を愛せる?」
綾菜は切実に問いかけてきた。
「当たり前だろ。愛せるに決まってる。そうさ、決まってるさ。」
俺はそう言って、綾菜を力いっぱい抱きしめた。

8月21日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

今日は登校日で学校へ。部室で綾菜とサボっていたが、綾菜の提案で外へ出掛ける事になった。亮太の家のお寺でお参りした後に、海で2人でギターを弾いた。俺は弦で指を切ってしまい、それを綾菜が舐めてくれた。綾菜のチロチロにすっかりエッチな気分になっていたが、そんな俺の気持ちを見透かして
「もっと……舐めてあげようか?」
と言って、綾菜はチュバチュバ音を立てながら指フェラ開始。
「えへへ、エッチなことしちゃったね。」
だと。

8月31日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

今日は綾菜と学校前で待ち合わせしていたが、そこへ部長が現れた。何でも新しいスタジオができたというので、3人で偵察に行って見ることになった。その帰り道、とある踏切に差し掛かった所で、綾菜の様子がおかしくなる。そして警報が鳴り出すと、線路内でしゃがみ込んで動けなくなってしまった。どうやら、お兄さんが死んだ場所らしい。俺の必死の呼びかけにようやく気付いた綾菜だったが、兄の形見のピックがレールの隙間に落ちてしまった。必死にそれを取ろうとする綾菜を、俺は強引に踏切の外へと引き離したが、電車のライトで光るピックが綾菜を更に取り乱させた。
「お兄ちゃん!」
俺の腕を振りほどいて線路へ駆け込む綾菜。近づく轟音。

カナリア ~この想いを歌に乗せて~

電車のライトに照らし出されたのは部長の姿だった。綾菜を助けるために身代わりになったのだ。って、まじかよ……

9月3日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

あれから俺はすっかり引き篭もりに。そんな俺に美香から電話が入った。部長の葬式と、あれから綾菜と音信不通になっていることの報告だった。受話器の向こうで、美香は泣いていた。電話を切ると、絵理が部屋に入ってきた。心配そうにしている絵理を思わず抱き締めました。

9月4日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

翌日、俺は朝早く学校へと出かけた。部室に入ると美香もやって来た。そして、俺に抱きついて泣きじゃくっていた。次に良太も入って来ました。放課後になってもうつむいたまま席を立とうとしない3人だったが、良太が重い腰を上げて俺の前にやって来てこう告げた。
「学園祭のライブは中止だな」
恐らく美香にも同じ事を言ったのだろう。一瞬驚いた顔をした美香だったが、その後首を縦に振っていた。帰宅後、俺は自然と綾菜に電話していた。しかし、受話器の向こうはノーリアクション。
「聞こえてるんだろ?綾菜だろ?」
俺がそう問いかけると、電話は切れてしまった。俺は受話器を壁に叩きつけて寝た。

9月6日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

再び引き篭もり生活に戻った俺は、絵理の呼びかけも完全無視。絵理が登校すると、玄関のチャイムが鳴った。新聞の勧誘だったらぶっ飛ばすところだったが、そこに立っていたのは雨でズブ濡れの綾菜でした。俺は綾菜を家に入れ、絵理のパジャマに着替えさせた。泣きながら謝る綾菜。綾菜があの踏切に足を踏み入れたのは、兄との決別のためだった。しかし、急に警報機が鳴ったのは、兄が忘れられるのを嫌がっているからだと思い、パニックになってしまったのだと言う。俺も彼女に謝罪した。苦しむ綾菜を救ってやれない自分の無力さを。しかし、それを綾菜は否定した。
「……洋平、あなただから。あなただから、私を救えるんだよ?」
俺は綾菜を抱き寄せた。
「愛してる。俺は、綾菜がどんな風になっても、ずっと愛してるよ」
「洋平、私もあなたのこと愛してる。」
俺達はやさしく唇を重ねた。

9月7日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

朝起きたら、横で綾菜が眠っていた。ということは……。目覚めた綾菜に学園祭のライブの中止を伝えると、かなり残念そうにしていた。綾菜が帰った後、シミ付きのパジャマを絵理に見られて、妹のパジャマで欲情する変態兄貴と勘違いされてしまった。

綾菜は今日も学校を休んでいた。3人で部室でたそがれていたら、そこに綾菜がやって来た。今まで明日の学園祭のために曲を作っていたらしい。「どんなことがあっても、学園祭を成功させるんだ」と言っていた部長の意志を叶えるために。そして、徹夜で練習することを提案してきた。
「そうだな。やるしかねえな」

9月8日
カナリア ~この想いを歌に乗せて~

俺と綾菜は、お互いの永遠の愛を再確認してライブへと挑んだ。

カナリア ~この想いを歌に乗せて~

スタッフロールへ。

カナリア ~この想いを歌に乗せて~

ライブは大成功だった。しかし、綾菜の病は確実に進行していた。綾菜の名前を囁いても返事はない。もう小さな音は聞こえなくなっている。
「ねえ洋平?」
「なんだよ?」
「置いていかないでね?」
「当たり前だよ」
「嬉しい……」
「まだ耳鳴りがしてるんだよ」
「どんな感じ?」
「波みたい」
「波?」
「うん。すごい大きな波の音が、歓声みたいに、雑音みたいに、他の音を消してる」
「うん」
「すぐに治るよ。そうすれば元に戻る」
「そうだね」
「愛してる」
「………………?そんな小さな声じゃ聞こえないよ」
「綾菜っ、愛してるよ」
「うん」

(おしまい)
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