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メモリーズオフ コンプリート 10月3~6日「発動! ネ作戦!」

メモリーズオフ コンプリート 10月3~6日「発動! ネ作戦!」


10月1~2日はこちら


10月3日

メモリーズオフ コンプリート

朝早くに目が覚めた。もう一度寝られるかな?と二度寝にトライするが眠れないので、さっさと学校へ行く事にした。2年間の高校生活で初めて電車の座席に座って登校できた。そのまま気持ちよく寝てしまう。……目が覚めると、目の前に女の子がいた。その顔を見て思わず「……彩香!?」と思わず声に出してしまう。彼女にごめんなさいしたが、どうやら俺は彼女に膝枕してもらっていたようだ。改めてごめんなさいするが、彼女は無視して本を読んでいた。俺の視線に気付いても「何か御用ですか?」とそっけがありません。駅を降りてさっさと進んでいく彼女を、そうっと呼んでみるが、無視して行ってしまいました。

メモリーズオフ コンプリート

昼休みに起床。今日も購買は休みだと思い、やっぱり外だな、と外へ買い出しに行こうとしたが、購買はやっていた。おばちゃんに代わって若くて美しい女性が店を切り盛りしているではないか。話を聞けば、いつものおばちゃんの娘さんなのだとか。名前は霧島小夜美。しかし完全に出遅れた俺に残されたパンは、バナ納豆パンとウニパンの二択しかなかった。バナ納豆パンにする

メモリーズオフ コンプリート

教室に戻る。信も興味津々のバナ納豆パンは、やはりまずかった。信が音羽さんの事をどう思うか聞いてきた。ナイスな部類だろ?と言われたが、そうか?と返す。不健全だとののしられる。信は唯笑も捨てがたいとぬかしていた。唯笑が何か凄い記録を持っているというので、聞きたいぞと信に詰め寄る。どうやら、これまでにフった男の数らしい。あいつがそんなモテモテだったなんてちっとも知らなかった。

今日は掃除当番だったので、同じ当番の唯笑と放課後に教室を清掃した。しかし、本来掃除当番は6人のはずだが2人しかいない。「どうして他の奴がいないんだぁ」と唯笑に聞いてみたら、用があるからと先に帰ったらしい。ちゃんと引き留めてくれよ。

10月4日

メモリーズオフ コンプリート

今日も朝早く目覚めた。せっかく早起きしたので唯笑の家にでも押しかけるか。たまにはこっちから出向いてやるのも面白い。ついでに駅前のパン屋に立ち寄って、この時間にしか手に入らないという特製の焼き立てパンをおごってやった。あまりのうまさに感動し、「今度からこのパンお昼に買っていこうかなぁ」と言う唯笑。うむ、なかなかいい心掛けだ

休み時間、音羽さんに唯笑と似た者同士と言われる。「大体なあ、オレが好きなのは、多分……唯笑だ。」と、肝心な部分は2人に聞こえないようにボソっとつぶやいた。なぜ唐突にこんな告白まがいの事をしたのか自分でもよく分からん。

メモリーズオフ コンプリート

昼休みになった。校則違反だが、たまには外食してみようかな。俺は、弁当を持ってこなかった信を誘って学校を抜け出し、喫茶店で昼食をとった。しかし、天罰が下ったのか、腹を壊してしまう。授業を何とか耐え切りトイレへ向かおうとする俺の前に唯笑が立ちはだかる。話があるという唯笑にとりあえず付き合ってはみたものの、臨界点を突破しそうだったので、途中で唯笑を突き飛ばして一目散にトイレに駆け込んだ。至福のひと時である。必死だったので、唯笑と何を話していたのかもよく覚えていない。トイレから出た後、信にゲーセンに誘われ、特に用もないので付き合うことにした。何だかどうでもいい1日だった。

10月5日

メモリーズオフ コンプリート

いつものように朝の電車に揺られていると、周りの女の子が中間がどうたらと話している。中間ってあの女の子の事か?よく分からない。唯笑に答えを求めようと思ったが、いつも隣にいるはずのあいつがいない。そういや、今日は図書館で調べものがあるからと先に登校したんだった。空澄駅に着き、降りようと思ったが、駅に着いたのに熱心にノートを読んでいて降りようとしない女の子がいた。それに気を取られているうちに電車のドアが閉まってしまった。

とにかく、彼女に乗り過ごした事をおしえなきゃと声をかける。状況が飲み込めない彼女。どうやら彼女も極上の天然さんらしい……。彼女の名前は「伊吹みなも」。1年生、つまりは俺の後輩だ。体が弱くてあまり学校には来ていないという。どうりでこんなかわいい娘がいた事を今まで知らなかったわけだ。空澄駅に着いたものの完璧に遅刻だ。彼女になんでそんな熱心にノートを読んでいたのか聞いてみると、中間の勉強をしていたという。中間って中間テストの事だったのか……。って、俺も相当な天然くんではないか……

メモリーズオフ コンプリート

昼休みになり、まずは次の授業の支度をする。そして、かばんの中から昨日の晩飯を詰め込んだ黒い弁当箱を取り出した。そう、今日はお手製の弁当持参なのだ。こんなものを誰かに見られるのも恥ずかしいので、一人で食べる事にする。誰もいない場所となると、使ってない教室かな。誰もいない教室でもくもくと昼飯にありついていると、後から誰かが首を絞めてきた。唯笑のやつだった。どうやら後を付けてきたらしい。とにかく弁当の事はうまくごまかしておいた。

授業が終わると同時に、すぐに担任が入ってきてホームルームが始まった。隣の音羽さんが、そのことを不思議そうに聞いてきた。今まで気にしたこともなかったが、相づちだけでも打っとくかと、「そう言われてみるとそうかもしれないな…」と答えておいた。理由も聞いてきたが、「知らない」と言うと、今度は信にそれを聞いている。二人して楽しそうに盛り上がっているのを見てちょっとジェラシー。

10月6日

メモリーズオフ コンプリート

いつものように、唯笑と通学の電車に乗っていると、「前に七不思議の話したことあったでしょ?」と聞いてきた。当然嘘っぱちなので蒸し返されたくない。ここは「ない」としらばっくれる。しかし、どうしても聞きたくてダダをこねる唯笑。恥ずかしいのでここは、不思議番号1番「恐怖、深夜0時になると動き出す生物室の骨格標本を見た!」を語り始める。しかしガイコツがお茶漬けを食うという話にさすがの唯笑も呆れ顔。不思議番号7番の話が終わる頃には、無視して英語の予習をしている唯笑であった……

このままでは悔しいので、ガイコツが動くというところだけ本当だと言ってみる。最初は疑っていたが、オレ様の巧みな話術にはまって信じ込んでしまったようだ。唯笑をだまくらかすのはマジ面白い。「本当だよね?」と念を押す唯笑。もし嘘だったらどうするのかと聞かれたのでちと困った。いや、まてよ……、そもそも嘘なんだから下手なことは約束できないぞ、とも思ったが、調子に乗って「全校集会の時に素っ裸で『ヤスキ節』を踊ってやる。」と口走ってしまうのだった。

メモリーズオフ コンプリート

授業が終わり放課後に。今日は双海さんが英語の時間に教師に立てついたり、体育の時間にサッカーで女の子に声をかけられてヘマしたりした。ちょっと頭が痛くて保健室に寄ろうかとも考えたが、ま、帰っても大丈夫だろう。昇降口で靴に履き替えようとしていると、後から唯笑が迫ってくるのが分かった。朝の一件もあるので嫌な予感もしたが、いや、ここは様子を見よう。唯笑の用件とは予想通りガイコツのことであった。一緒に調査してみようというのだ。俺は当然断ったが、それなら信と一緒に調べると言い出す始末。嘘がばれるのもまずいし、やっぱ付き合ってやるしかないか

メモリーズオフ コンプリート

約束の午後11時に唯笑を迎えに行く。門の前で待っている唯笑。それを見てどうにも違和感を覚えてしまう。いつもの制服とは違う服装か?学校に忍び込み、目的の生物室を目指す。すると後から唯笑が俺の袖を引っ張っている。ここは敢えて見て見ぬふりをしてやる。しばらくして、つまずいて転びそうになり、思わず唯笑の手を振りほどいてしまった。慌てて俺の腕にしがみつく唯笑。おっぱいイベントありがとう。そういやこいつは昔っからこうだったな……。心配性で怖がりで、甘えん坊で……

ようやく生物室の前に辿り着いた。時刻は間もなく午前0時になろうとしていた。しかし、ガイコツの顎は微動だにしていない。おかしい、生物室のネズミ通称「町田中尉」に紐を付けて動かす算段だったはずだ。俺は視線を下に動かした。そこにはぐっすりと熟睡している町田中尉がいた……。そう夜中なのである。ホッと安心する唯笑だったが、ここは何がなんでも『町田中尉』を起してやる。意地だった。俺は大声で怒鳴って窓を叩く。その常軌を逸した行動に慌てる唯笑。すると、誰かが懐中電灯で俺達を照らした。やばい。俺は咄嗟に唯笑の腕を握ってその場から逃げ出す

どうやら逃げ切ったようだ。俺達はいつの間にか公園にまで来ていた。唯笑は例の約束を思い出したが、楽しかったからと許してくれた。せっかくなので公園でもブラブラするかと唯笑に提案してみたが、唯笑は左手の感覚がなくなってきたという。何でかと尋ねてみると、「普通気付かない?」と左手をあげる。すると俺の手も自然とあがった。「……げげっ!!おまえ何でオレの手首を握ってるんだ!?」と聞いてみるが、よく見ると握ってるのは俺の方だった。慌てて手を離す。あの唯笑に病院をすすめられてしまった。俺が一番の天然じゃないか……

メモリーズオフ コンプリート

ここで唯笑が重大な事実を語る。もう終電はないのである。0時に学校に行けば当然そうなるわけだが、全く考えていなかった。唯笑は歩いて帰るしかないというが、ここから家まで歩いたら2時間はかかる。俺だけなら信の家に泊めてもらうこともできたが、「わかった一緒に帰ってやるよ。」と言って、長い道のりを2人で帰っていった。西の空の月は既に沈んでしまっていた。

つづく
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